障害福祉の実態~利用者編~

就労B型

以前に障害福祉に携わるスタッフの記事を
書いたので、


今回は利用者から見た他の利用者の話です。
私は交通事故で中途障害者なので、事故前は
健常者として普通に生活していました。





障害者は個々の特性が強い

日本では障害者で、
<身体障害者・精神障害者・知的障害者>が
一括りにされています。


また個々のレベルに合わせた支援も難しく、
どちらかというと出来ない人に合わせた
支援になっていると私は感じます。


と書きつつ、海外ではどうなっているか
知らないけど。(知っている人がいたら
情報をください)


例えが適切かは分からないけど、
”東大・京大を目指す人”と
”Fラン受験が精一杯な人”が
同じクラスにいるような感じです。


しかもみんな同じ言語を使っているけど、
違う民族みたいなものです。


つまり偏差値がバラバラな人達を
指導する職員は、どう支援していいか
対応に困惑しています。少ない人数で
多民族を相手にするのも難しいし。


ではどちらかというと出来ない人にレベルを
合わせている、そう思ったエピソードを
紹介します。





不真面目な障害者だけ支援?

私が通っている作業所では器用になんでも
こなせる<出来杉くん>と作業中に
寝てしまう<眠子さん>がいます。
共に30代です。


出来杉くんは真面目でとにかく内職の
数をこなすのが早いです。


一方、眠子さんは昼夜逆転しているようで、
作業所に来てウトウトではなく
本当に熟睡していますΣ(゚д゚;)

対象的な2人ですが、職員が気にかけるのは
眠子さんの方だけです。職員は眠子さんを
起こして何とか内職をさせようとします。
絶対起きないけど(笑)


出来杉くんには初めに指示だけ出してあとは
放置です。出来杉くんは時間いっぱいまで
黙々と作業して帰宅します。


なんだか出来杉くんが可哀想じゃないですか?
なんでもこなせるが故に放置プレイ。


もっと話を聞いてあげたり、手厚く
支援してあげればA型や一般就労だって
夢では無いと思うんです。


でも職員は少なく手は限られているので、
どうしても不真面目な方のフォローに
回るしかないんです💦


しかもたくさん内職の数をこなす人と、
不真面目人が貰える工賃の額は一緒。
なんだかなぁ~と思います🤔


そして眠子さんは一向に改心する様子もなく、
作業所に毎回寝に来ているだけ。


恥ずかしく無いのかな?と思います。
恥ずかしかったら寝てないだろうけど(笑)


でも珍しく眠子さんがちゃんと起きていて
内職をしている時があったんです!!
(内職の仕上がりは雑だったけど)


しかしそばにいた女性職員とずっと
喋りながら内職をしているから、
うるさくて私は集中できないんですね😅


休憩中にその女性職員に話し声が
うるさいと抗議したところ…


女性職員に、
「お喋りに付き合うのも”支援”だから。
あかねさんは”我慢”してね!」と、
言われました。


なんとうるさいのはよくて、集中したい人に
我慢させるのが正しいようです💦


なんだか真面目に仕事しているのが
馬鹿らしくなりますよね。


こんな感じで出来る人は貧乏くじを
引いてしまい、成長もなく
やらない人の分まで働きます。
これが作業所(就労継続支援B型)の現実です。





障害者に成長はいらない

別にこの作業所だけではなく、
こういう不真面目な子に基準を
合わせた支援は他の作業所でも見ます。


なかにはきちんと支援を行ない、
A型や一般就労に利用者を送り出している
作業所もあると思いますがね。
私の住んでる地域ではあんまりありません…。


支援する側も障害者に成長や成果なんか
求めないから、簡単な内職で時間を
潰せればそれでいいよ、それで雀の涙ほどの
工賃で我慢してね!って感じでしょうか。


さすがに捻くれ過ぎですかね?
でも成長もなく不真面目な人が
ぐっすり寝ている姿を見ていると、
こんな人と同じ空間にいる事自体が
恥ずかしくなって来ます。


かといって健常者と同じ土俵にはもう
立てないので、自分の人生を諦めています…。

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